024年に約5か月間トゥクソム・ハンガン(漢江)公園で実施され780万人の観覧客(累計)が訪れた
「庭園都市ソウル」を代表するミリオンセラーフェスティバルである「ソウル国際庭園博覧会」が、
2025年も市民のもとに帰ってきた。
春から秋までの約150日間にわたって、都心の中で美しい庭園を披露する予定だが、
特に2025年は、2015年に初めて開催された「ソウル庭園博覧会」の第10回目の開催となるだけに、
最大面積、最長期間など歴大最大の規模とコンテンツが用意されている。
2025年には名実ともにテンミリオンセラー政策へと大きく羽ばたくべく、
1,000万人の観覧客来場を目指して計画されている。
ソウル市は、5月22日(木)~10月20日(月)、ポラメ公園12万坪一帯にて
「2025ソウル国際庭園博覧会」を開催することを発表した。
まず、2024年には90か所だった庭園について、2025年はさらに多くの主体が参加することにより、
111か所に大幅拡大された。特に、企画段階から民・官協力と共存を中心に据えたことにより、
企業・機関参加庭園が2024年12か所から33か所に拡大されており、
他の自治体とソウル市25自治区等によって造られた特色ある庭園も注目に値する。
また、2025年は、公園の活用度向上と小商工人の販路開拓を目的に、公園で文化・芸術イベント開催時に
商行為を一部許可する規制撤廃第5号(公園内での商行為の制限的許可)を適用、多彩な販売ブースと
フードトラックを運営することで、市民をさらに楽しませる予定だ。
高齢者・障害者向けのさまざまな弱者同行コンテンツも用意されている。
特に2025年は、「庭園結婚式」や「庭園ウェディングスナップ」、「ポラメガーデンウェディング」などの
特別な庭園コンテンツ提供の試みも行われる。これを通じてソウル市が推進中の
「公共結婚式場」、「公園結婚式」の活性化を図り、新しい結婚文化トレンドを提示する計画だ。
その他にも、「第11回BGCI世界植物園教育総会(ICEBG)ワークショップ(6月12日、COOEX)」、
「庭園都市ソウル国際シンポジウム(10月17日、ソウル市庁多目的ホール)」など、
庭園についての深い議論と専門的見解を聞くことができる多様な国際学術イベントも用意されている。
世界植物園教育総会(ICEBG)は、世界約50か国から1,000名以上に及ぶ植物園・樹木園の
関係者が参加する学術イベントだ。ワークショップでは、「ソウルはなぜ庭園都市に向けて歩みを
進めているのか?」をテーマに、庭園都市ソウルの政策と2025年ソウル国際庭園博覧会の
ビジョンを紹介する予定だ。
「庭園都市ソウル国際シンポジウム」では、作家庭園の公募テーマでもある
「第三の自然(The Third Nature)」をテーマに、招待庭園作家であるマーク・クリガー氏をはじめと
する韓国内外の著名人による講演も行われる。本シンポジウムは、2016年から毎年開催されて
いる「ソウル植物園国際シンポジウム」と連携して企画されたイベントだ。
また、ソウル市は約5か月間の「ソウル国際庭園博覧会」を通じて、市民と観光客に楽しさとゆとりを届けるだけでなく、
地域と共存する魅力的な複合消費空間を築くことで、ソウル経済の活性化にも貢献する計画だ。
イベント会場内では、フードトラックや障害者が作った生産品を紹介・販売する「幸福市場」を運営
して雰囲気を盛り上げ、スタンプツアー認証による割引イベントなど、博覧会を訪れた訪問者の
歩みが自然と地域商圏に向くように計らう。
◆2025ソウル国際庭園博覧会◆
・イベント期間:2025.05.22 ~ 2025.10.20
・会場:ポラメ公園
・ホームページ(韓国語):https://festival.seoul.go.kr/garden